理事長・病院長のごあいさつ

理事長のごあいさつ

殺伐とした複雑な現代社会に生きる私たちは、仕事や人間関係におけるストレス、先のみえない将来に対する不安を抱えて生きています。慢性化した不安や、強くなったストレスを自分のなかで消化できなくなったときに、私たちは心身に大きな傷を負うことがあります。心身の変調を正確かつ迅速に把握したうえで、適切なケアを行なうことが必要です。また、少子高齢化を迎えた日本では65歳以上の高齢者が人口の25%を超え、認知症を発症する方々も増えてきました。認知症の方々が落ち着いて生活を送れるよう、支援していく機能がなければなりません。精神科医療には、とても大きな役割があることがわかります。不安やストレスにより心や身体に変調が生じた方々の身近な相談相手になりたい。認知症の高齢者に対しても優しい手を差し伸べていきたい。それが私たち飛鳥病院の想いです。

私たちは、長い歴史のなかで培ってきた経験と実績をもとに、私たちを必要とする皆さんに寄り添い、皆さんが少しずつ本来の自分を取り戻し、地域に復帰できるよう最適な医療や看護を提供し、地域から高い評価をいただいてきました。時代がどのように変わろうとも、私たちが心底にもつ想いは変わりません。また常に学び、工夫し、変革を行ないながら前進することも怠りません。

当院を訪れ、当院を利用されるすべての方に「飛鳥病院で治療を受けて良かった」という言葉をいただけるよう、職員一丸となり、これからもさらに精進し続けていきたいと考えています。

ご心配のある方、どうぞ私たちにご連絡ください。お待ちしています。

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飛鳥病院 理事長  吉川 正男

病院長のごあいさつ

当院は、昭和38年に旧、愛慈会病院としてこの地に生まれ、長きに渡り地域の皆様のご協力を得、精神科医療に従事して参りました。精神科という名前をきくと何だか怖いな、嫌だな、その門はあまり叩きたくないなと思われる方も多くいらっしゃると思います。確かに昔の精神科は鉄格子に隔離部屋のようなイメージもありました。しかし、現代社会のような心的負荷の多い日々の生活の中で、ストレスすなわち何らかの刺激により生じた体内の歪みにより、からだに様々な変調を来たすことが多くあります。その症状の一つが不眠であったり、イライラ感であったり、うつ的な気分の変動として現れるのです。

以前の精神科患者の多くを占めていた統合失調症は、医学の進歩に伴い新薬が次々と開発され、症状のコントロールが容易になり、少子高齢化の影響もあり患者は減少してきています。しかしながら、ここ10年~20年間でみると医療機関にかかっている精神科の患者数は逆に増え続けてきています。中でもうつ病などの気分障害、ストレス関連障害や神経症性障害などの不安障害、さらには高齢者の増加による物忘れの方が増加してきています。いうなれば物忘れを除けば、現代社会の歪みにより生じた心の風邪とでもいいましょうか、プチ精神疾患の患者が多くなってきているのです。また誰でもこの流れのはやい現代社会の中では、心の風邪をひく可能性があるわけです。

昨今、国は精神科のベット数を減らし、地域との連携を重視する方向性を発表し、精神科医療を取り巻く環境は大きく変わりつつありますが、我々医療スタッフの願いは、一人でも多くの方が心穏やかに、伸び伸びとした明るい気分で日常生活が送れるようになることに尽きます。確かに精神科疾患は外科のように手術ですぐによくなるものではないかもしれませんが、諦めずに我々と一緒にまず第一歩を踏み出してみませんか?心の風邪には心の風邪薬を!
患者様に開かれたより質の高い医療、療養環境を提供すべく、患者様と協力して日々研鑽し新たな病院を目指したいものです。来たれ、飛鳥病院!患者様、職員が一丸となって新たな道を切り開こうではありませんか!!